太郎次郎滝で湧水と豊かな自然に癒されよう!駐車場や道順案内・湧水名物紹介も。
富士山の麓に位置する、山梨県都留市。
実は都留市には富士山からの清らかな伏流水がこんこんと湧き出ており、都留市は別名「湧水の里」とも呼ばれているのです。
都留の各所にある湧水スポットのなかでも特に有名なのが、「平成の名水百選」に選ばれた十日市場・夏狩地区の湧水群。そこで今回は、そんな十日市場・夏狩湧水群にある癒しスポット、「太郎次郎滝」をメインにご紹介します。その他にも、十日市場・夏狩湧水群の湧水で育つ長慶寺の梅花藻(バイカモ)や、都留の湧水育ちの商品もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね!
目次
おわりに
湧水が滴り流れる、癒しのヒーリングスポット「太郎次郎滝」
太郎次郎滝と彼岸花
太郎次郎滝とは?
太郎次郎滝の秋
都留市の夏狩地区にある柄杓流川(しゃくながれがわ)の右岸に隣り合って懸かる2つの滝が、太郎次郎滝です。
幅広に細かな水しぶきをあげながら流れ落ちる滝と、一方は力強く真っすぐに流れ落ちる滝。一見相容れないように見えますが、むしろ趣を感じさせます。
太郎次郎滝は、川の水ではなく、富士の湧水が崖を滴り流れて滝を成しています。富士山山頂から直線で30キロメートルも離れたこの場所で、絶え間なく湧水が湧き出でて絶え間なく滴り流れていることを考えると、とても感慨深いものがありますよね。
→片方湧水・片方川の水
川の対岸には座ってゆっくりできる場所があるので、ぜひ水や風の音、緑の重なり合う音を聞きながら、雄大な滝の情景をお楽しみください。
おすすめの季節は夏です。暑い夏の日にここへ来れば、マイナスイオンを感じながら納涼を楽しめます。
また、秋も紅葉と滝のコントラストが美しいです。木々に囲まれるなかで滝を見る落ち着くひとときをぜひお楽しみください。
太郎次郎滝の名前の由来
ところで、「太郎次郎滝」ってなんだか可愛らしい名前だなと思われた方が多いのではないでしょうか?太郎と次郎という兄弟がいて、仲よくこの滝で遊んでいたのかなとか、太郎と次郎がこの滝に落ちそうになった人を間一髪で助けてヒーローになったのかなとか、楽しい想像がふくらみますよね。
ですが、都留に古くから伝わる昔話によると、「昔、夏狩のある家に太郎、次郎という兄弟の賊が入り村人たちに見つかって追い詰められ、二人とも北の崖から飛び降りて死んだ。太郎の飛び下りたところの滝を太郎滝、次郎が飛び降りたところの滝を次郎滝という。」と言い伝えられているそうです。
昔話に思いを馳せると、また違った角度から太郎次郎滝を楽しめるかもしれませんね。
太郎次郎滝周辺の湧水スポット「長慶寺」
「太郎次郎滝」から1キロメートルほどのところに、「長慶寺」というお寺があります。寺の周りを富士の湧水が流れる、癒しのスポットです。
湧水には、清流にしか育たないキンポウゲ科の多年草である「梅花藻(バイカモ)」が咲き乱れます。水面に咲く小さな白い花が梅の花に似ていることから、梅花藻と呼ばれているそうです。
5月中旬から9月下旬頃まで花を咲かせ、7月下旬から8月下旬にかけて見頃を迎えます。太郎次郎滝を見に行く際は、ぜひ長慶寺にも足を運んでみてください。
太郎次郎滝までの行き方
「太郎次郎滝」はアクセスが少々複雑です。だからこそ、たどり着いた時に「こんなところに滝が!」という驚きと感動があります。こちらでは行き方を詳しくご説明いたします。
最寄駅は東桂です。
車で来る方は国道139号線の信号「都留市東桂」の歩道橋を目印に「東桂駅」方面に曲がると、駐車場に繋がる道に入れます。
駅を出て左手に進むと看板のあるカーブミラーが出てくるので、そのまま左手に進みます。(国道139号線から歩道橋を目印に進むとこの道につながります。)
左手に進むと道が二手に分かれますが、線路下の道の方を進みます。
高速道路下を進み
「菊池わさび園」の看板が出てきたところを左手に入ります。
そうすると、すぐに駐車場が出てきます。
駐車場からの行き方
駐車場から左手に民家の並ぶ道を進み、さらに左手に曲がります。
看板が出てきて少し広い通りに出るので、案内通りに右手に進みます。
進んでいくと、民家の途中に看板とレンガ路が現れます。
こちらが田原の滝の入り口です。
レンガ路の先は急な下り坂になり、湧水で濡れている場合も多いので注意してください。
坂を下っていくと、山と川が現れ、季節折々の美しい姿を見せてくれます。
間近で溢れる湧水を眺められます。
坂を下りきり、橋を渡ると「太郎次郎滝」とご対面です!
都留の湧水育ちの商品のご紹介
「平成の名水百選」に選ばれた都留の湧水は、その綺麗さや、豊富な水量、水温が年間を通して約12℃に保たれているということから、上水道や水掛菜、ワサビの栽培に利用されています。実際、都留の湧水育ちの商品が販売されており、多くの人々から愛されています。
そこで以下では、都留市で生産されている「心の酢」と「わさび漬け」についてご紹介したいと思います。
「心の酢」と「わさび漬け」は道の駅つるで販売しております!
心の酢
初めにご紹介するのは、昔ながらの製法で手間と時間をかけて作られた天然醸造純米酢「心の酢」です。
昔ながらの伝統製法で、全て手作業で、仕込みから熟成まで1年以上をかける「心の酢」。仕込み水には十日市場・夏狩湧水群の清らかな湧水を使用し、醸造は、食品添加物を使ったり、人工的に発酵を早めたりせずに、自然の流れに任せます。自然のままに出来上がった酢は、自然な味と自然な香りを演出。まろやかさの中に爽やかさも感じる優しい味わいが多くの人々を虜にしています。
生産者の戸塚さんは何度もテレビなどのメディアから取材を受けており、また、ベルギーのITI2020年度審査会、2021年度審査会では、2年連続二つ星を獲得しました。世界でもその味を認められた、裏切ることのない至高の酢です。飲むサプリとして疲れた体や美容・健康にも良いと評判ですので、ぜひ一度「心の酢」をご賞味ください。
戸塚醸造店「心の酢」公式ウェブサイト (kokoronosu.jp)
わさび漬け
続いてご紹介するのは、「わさび漬け」です。
こちらを生産するのは、都留市夏狩にある「菊池わさび園」。毎年2トンもの富士の湧水が湧き出るこちらのわさび園では、ふんだんな湧水を利用し、無農薬でわさびを育てています。生産のメインとなる「わさび漬け」も無添加にこだわり、わさび漬けの材料となる酒粕から、味付けをする調味料の塩や砂糖まで、すべての材料がこだわりぬかれた逸品です。富士山の雪解け水で育ったわさびの奥深い辛みと、酒粕の甘みがマッチした、やみつきになる美味しさをお楽しみいただけます。あの所ジョージさんの食卓にも並んでいるというこちらの「わさび漬け」を、ぜひ一度ご賞味ください!
おわりに
今回は「太郎次郎滝」の見どころや名前の由来、太郎次郎滝までの行き方を主にご紹介しました。ぜひこの記事を参考にしていただき、山梨観光をより楽しんでください。
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この記事を書いた人
はじめまして!ライターのななかです!記事をお読みいただきありがとうございます!都留ってどこにあるんだろう、一体どんなまちなんだろう、そう思われた方が多いでしょう。たくさん都留の魅力を発信していきますので、少しでも都留について知っていただけたら嬉しいです!記事を読んで都留に興味が湧いた方はぜひ一度お越しください!お待ちしております!