山梨の「猿橋」を観光!歴史や名前の由来、周辺施設もご紹介
今回は「日本三奇矯(にほんさんききょう)」の一つとしても知られている、山梨県にある「猿橋」の観光情報をお伝えしていきたいと思います!
猿橋の歴史的背景と見どころと、猿橋の周辺にある観光に適した環境や施設をご紹介します。
目次
4.猿橋にお越しの際のお食事には、ぜひ道の駅つるの自慢のラーメンを!
猿橋とは?
「猿橋」は、山梨県の河川「桂川(かつらがわ)」に架かる橋のことをいい、大月市猿橋町にあります。山口県岩国市の「錦帯橋(きんたいきょう)」、富山県黒部市の「愛本橋(あいもとばし)」と並んで「日本三奇橋(にほんさんききょう)」の一つとして知られています。
奇矯というのは、日本の中でも江戸時代ごろに建造された古い橋で、その構造が珍しく造形的にも美しいとされる橋のことです。猿橋は高さ31mの位置にかかる、長さ約30m、幅3.3mの橋で、橋脚が一本もない特殊な構造の橋(刎橋:はねばし)です。
刎橋(はねばし)とは、深い谷や流れが急な川など橋脚がたてられない河川において、橋の脚を使わずに、両岸から張り出した四層のはね木によって橋を支える構造のことです。橋の重さがあるほど両岸のはね木に力が伝わり、より強固に橋全体を支える仕組みになっていることが見て取れますね。
猿橋は、上記のような特殊な構造美と周囲の景色が美しいことから、江戸時代の浮世絵師 歌川広重の晩年の作品「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」にも描かれ、昭和7年には国の名勝に指定されました。周囲環境の風情と相まって、壮観で威厳ある姿を鑑賞し、もちろん実際に渡ることもできます。
猿橋の歴史・名前の由来
桂川の渓谷に架けられたこの猿橋、その起源は西暦600年ごろ。朝鮮半島の百済(くだら)の造園博士の志羅呼(しらこ)が、たくさんの猿がつながりあって対岸へと渡っていく姿からヒントを得て作られたという逸話があります。
江戸時代には浮世絵師の歌川広重が「甲陽猿橋之図」や「六十余州名所図会」の中で猿橋を描いています。その後、一部架け替えられ復元されましたが、現在も橋としての役割を果たしており、現地の人の生活と、県内の観光を支えています。
猿橋の周辺施設やお店のご紹介
猿橋の周りには、お蕎麦屋さんや鮮やかな紫陽花を鑑賞できる公園もあり、周囲の景観も見どころです。
そば屋:大黒屋
猿橋からすぐのところにあるお店です。
自家製麺の蕎麦・うどん・ほうとうは全て打ちたてなど、おいしさへのこだわりがあります。ざるそばにしょうが醤油漬けの竜田揚げを添えた、大黒屋自慢の名物「忠治そば」が人気のメニュー。
営業時間
10:00~17:00 (変更がある可能性がありますので都度ご確認ください)
アクセス
中央自動車道「大月IC」より車で約15分
JR中央線「猿橋駅」より徒歩20分
公園:猿橋近隣公園
猿橋から遊歩道でつながる公園です。
初夏には約3,000株の紫陽花が遊歩道ぞいに咲き誇り、荘厳な猿橋の姿と、ひっそりとお淑やかに咲く紫陽花を同時に見て、写真を撮影して楽しむことができます。
アクセス
中央自動車道「大月IC」から車で15分
JR中央線「猿橋駅」から徒歩で15分
猿橋にお越しの際のお食事には、ぜひ道の駅つるの自慢のラーメンを!
当施設「道の駅つる」は、猿橋より車で約15分のところに位置し、お食事やお土産選び、のんびり休憩にも最適な施設です。猿橋の観光で歴史や技術に思いを馳せた後は、道の駅つるで地元産の食材を使ったおいしいお食事はいかがでしょうか。
道の駅つる内レストラン「お勝手場」では、新鮮な野菜と地元産のお肉を使用したメニューをお召し上がりいただけます。
富士湧水ポークのチャーシュー麺
こちらは、道の駅つる自慢の都留市産の豚肉「富士湧水ポーク」を使用したチャーシューメンです。
上質で甘い脂とさっぱりした後味、柔らかくも弾力のある肉質が自慢の「幻の豚肉」のチャーシューをご覧の通り、麺が隠れてしまうほど贅沢に使用。あっさりとした醤油ベースのスープと、コクをよく絡める麺との相性が抜群で、リピーターの絶えない逸品です。ぜひ一度、お召し上がりにいらしてください。
※贅沢に分厚くカットされた「富士湧水ポーク」のチャーシュー。お肉らしい噛みごたえと、口の中で解ける食感が融合しています。
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