【徹底解説】自然薯とは?「山芋」「長芋」と違う?なぜ高価なの?
皆さんは自然薯がどのようなものかご存じでしょうか。今回は自然薯について、
・名前の由来
・「山芋」や「長芋」との分類上の区別
・自然薯が美味しく食べられる都留市のお店
を簡単にご紹介します。
目次
自然薯とは?
自然薯の分類上の位置付け・名前の由来
自然薯は、「ヤマイモ」と一般的に呼ばれているイモの仲間の一つです。「ヤマイモ」は主に「ヤマノイモ科 ヤマノイモ属」に位置付けられるイモの総称であり、自然薯の他に、ナガイモ・イチョウイモ・ヤマトイモ・ツクネイモなどの個別種が含まれます。
自然薯は「ヤマイモ」の中で唯一日本原産の品種。日本の山野に古来から自生している種で、分類学上では「ヤマノイモ科 ヤマノイモ属 ヤマノイモ(種)」と呼ばれています。自然に生えているイモだから、「自然薯」だそうです。
※ヤマノイモ(種)の学名:Dioscorea japonica
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「japonica」の部分から、日本原産であることが読み取れますね。
同様に混同しやすい「ナガイモ」についてですが、こちらも自然薯とは別種です。「ナガイモ」のうち、日本の山野に自生したものは自然薯によく似た見た目になるそうですが、本来は17世紀ごろに中国から移入されたものなので、風味も大きく異なるそうです。
自然薯が高価なのはなぜ?
売られている自然薯は、一般的な野菜や「ヤマイモ」などに比べて比較的高価なイメージがありますよね。それは一体なぜなのでしょうか?
「自然薯とは、日本の山野に自生している種である。」こちらがキーワードです。
自然薯は、山野のでこぼこした地表や斜面から、土の奥深くに芋と根を張る形で生育しています。加えて、地中の環境に合わせて芋の伸びる方向を複雑に変化させるため、掘り起こす際には折ってしまわないように繊細な注意が払われます。自然薯を1本掘り起こすのには相当の時間と労力・集中力が払われるため、他の野菜や芋より比較的高価に扱われているのです。
また、昔から山の幸として食されてきた自然薯は、一般的には栄養価が高いとも言われており、「山の宝物」として希少なものとされてきました。昔は、漢方として使用されていたという歴史もあります。苦労して掘り起こし、日本の食を支えてきてくれた歴史的な背景も、自然薯の付加価値の要因かもしれません。
自然薯の食べ方
自然薯はヤマイモの中で唯一、皮ごと食べられ、香りや粘りがいいことでも知られています。皮ごと食べることで、自然薯の本来の香りを感じることが出来ます。
すりおろした自然薯は、ご飯にかけ召し上がるのが一般的ですが、その他にも生のまま短冊切りにしてお刺身のようにして食べたり、海苔に挟み磯辺揚げなどにして食べるのも美味しそうですね。サラダや酢の物、煮物、天ぷら、自然薯そばなど、様々な料理に活用できます。
※自然薯そば
※自然薯カルボナーラ
※自然薯 豚角煮丼
「道の駅つる」直売所で自然薯をお買い求めいただけます!
道の駅つる「おかいもの直売所」では、さまざまな旬のお野菜やお米、お漬物などの加工品やお菓子などのお土産に加え、自然薯の販売もしております!
都留の山の中、豊かな土壌でたくましく育った「都留市産の自然薯」を、ご家庭のお料理のお供にいかがでしょうか。
また、「むかごの漬物」の販売もございます。「むかご」は、「ヤマイモ属」にあたるイモ類(自然薯も含む)が生育する際に「くき」の部分からできる「肉芽(にくが)」のことを指します。甘辛く煮たり、炊き込みご飯にすると美味しく召し上がれる「山の幸」です。道の駅つるのお漬物もぜひ、ご賞味ください!
自然薯料理は道の駅つるレストランでお楽しみください!
今回は自然薯について、ほかのイモとの区別や食べられるお店などをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
都心から90分、道の駅つる内「地産地消レストランお勝手場」でも、地元産の新鮮な自然薯を使った料理をお召し上がりいただけます!
こちらの「自然薯セット」は都留市産の自然薯と、きざみのりをふりかけた、自然薯にあう麦飯、出汁のきいたお吸い物と豚の角煮からなっています。「地産地消レストランお勝手場」の中でも、特に和風の味付けにこだわった。優しい味わいの定食です。
他にも、都留市産の自然薯と都留市産の幻の豚肉「富士湧水ポーク」を使用した「自然薯とろろ飯湧水ポークステーキ定食」も味わえます。
また、道の駅つる「おかいもの直売所」では、本記事でご紹介した都留市のお店「じねんじょ亭」の農家さんによって作られている自然薯も販売されています。
ぜひ様々な料理に活用できる「自然薯」を道の駅つるのレストランでお楽しみいただき、直売所でお買い求めくださいね。
【閉店】自然薯が美味しく食べられるお店「じねんじょ亭」
都留市内には、現地産の自然薯をふんだんに使った料理が味わえる「じねんじょ亭」というお店があります。「道の駅つる」で自然薯とむかごの漬物を出荷してくださっている生産者さまが経営に携わっていらっしゃいます。
元々店主さんが自然薯農家だったため、もっと自然薯の料理を皆に知ってもらいたいという思いから、このお店を立ち上げたそうです。
筆者は、ポークソテーがおかずとしてついた「C定食」をいただきました。(税込1,080円)
自然薯とろろとご飯の組み合わせが絶妙で、安定感のある美味しさでした!おかずや薬味も、自然薯が定食の主役になるよう考えられた組み合わせと味付け。最後の一口まで自然薯の優しい風味を楽しむことができました。
他にも、ぶっかけ麦とろ豚丼(税込880円)、じねんじょ焼き(1枚300円~)、芋汁茶漬け(税込880円)なども味わえるのでぜひ足を運んでみてください!テイクアウトも出来るそうです。
2022年3月からは「ドーナツの販売」も行うようですのでこちらも要チェックです。
お店の名前
じねんじょ亭
所在地・アクセス
都留市つる1丁目13-28
都留市駅から徒歩3分
営業時間
<平日> 11:00~14:30 店内飲食可(テイクアウトは18:30まで)
<土日祝日> 11:00~19:00 店内飲食可(テイクアウトは19:00)
※火曜日、水曜日定休日
参考ページ
https://tabelog.com/yamanashi/A1905/A190501/19012214/
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この記事を書いた人
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