春・夏におすすめ!都留市の観光スポット13ヶ所のご紹介です!
「道の駅つる」のある山梨県都留市は富士五湖エリアの玄関口で、東京から約90分と好アクセスな立地です。
自然が豊かで、富士山麓からの澄み切った「湧水」が有名な都留市は、歴史と文化にも恵まれたまちで、城下町としての歴史があります。
今回はそんな都留市の散策にちょうどいい観光スポットを13ヶ所ご紹介いたします。
目次
道の駅つる周辺エリア
道の駅つるのある禾生地区にも、「歴史と技術の変遷」を感じることのできる観光スポットが多くございます。
山梨県立リニア見学センター
富士五湖エリアへの玄関口としてまず最初に出迎える博物館施設です。開通が間近に迫った「リニア」の博物館型見学施設です。
この施設は、山梨リニア実験線の走行試験の開始に合わせて開館しました。山梨リニア実験線での走行試験の様子が見れたり、リニアに用いられた原理である超電導の仕組みが理解できる展示物が紹介されています。また、磁石の力で浮いて走る「磁気浮上走行」を体験できるミニリニアもかわいらしいです。リニアの計画は、実現すれば東京・大阪間を1時間で移動可能。次世代の高速鉄道に理解を深めれば未来への期待が膨らみます。
※走行試験は不定期で行われておりますので、ご覧いただけない場合がございます。走行試験日は公式ホームページよりご確認ください。
↓
https://www.linear-museum.pref.yamanashi.jp
住所:都留市小形山2381
電話:0554-45-8121
尾県郷土資料館
明治11(1878)年に開校した藤村式建築と呼ばれる建築様式の小学校が、復元工事を経て郷土資料館として開館しました。山梨県の有形文化財にも指定されています。
最近ではドラマのロケ地としても利用されており、その理由も納得。可愛らしい色合いとフォルムの建物はどこか懐かしさを感じさせます。館内には、明治時代の教員室、教室、裁縫室が復元されているほか、明治から昭和までの教育、民俗に関する貴重な資料約2000点が展示されています。当時の教室・授業が再現された展示室や昔の遊びに関する資料も多くあり、タイムスリップしたような雰囲気にワクワクします。
尾県郷土資料館
・開館時間:午前10時~午後4時
・休館日:月曜日・水曜日・金曜日(祝日は開館)、 祝日の翌日、 年末年始(12月28日~1月4日)
・住所:都留市小形山1565-1
・問合せ:0554-45-8008
駒橋発電所落合水路橋
1907年、駒橋発電所やその他多くの同様の水力発電所がこの地域に建てられました。1秒当たり約25立方メートルの水を、近くの大月市にある駒橋発電所へ送っています。日露戦争 (1904~05)中、工業生産を海外の化石燃料へ依存している状況を解消することが目的でした
レンガ造りのアーチを潜ると、異国に来たような、タイムスリップしたような、小さな非日常感が味わえます。見慣れた里山風景にポツンとここだけ空気感の違う不思議な感覚にワクワクします。現在の日本で今なお使われている数少ない建築物の1つです。
駒橋発電所落合水路橋
・住所:都留市井倉233
道の駅つる
都留の魅力的な農産物やお土産が集まる、文化の交流地点が当施設「道の駅つる」です。自然に恵まれた都留の気候を生かして育ったお野菜や「富士湧水ポーク」など、地産地消にこだわった食材に加え、都留市や山梨県の魅力が詰まったお土産、美味しい食事に出会えます。
富士湧水ポークを使ったお料理
こちらは、都留市に来たからには味わっていただきたい、「富士湧水ポーク」を使ったポークソテーの定食です。道の駅つる内「地産地消レストラン お勝手場」でご提供いたします。
「富士湧水ポーク」は都留市内唯一の養豚場で育ち、山梨県内では出回っていなかった幻の豚で、道の駅つるのみで取り扱いがあります。富士湧水ポークはお肉らしいしっかりとした味わいなのに脂に甘みがあり、かつさっぱりとしていてくどくなく、豚本来の旨味が存分に感じられるブランド豚です。
オリジナルのヘルシージェラート
こちらは、国産の間伐材を利用し安全に加工した「食べられる炭」を使った炭野菜ジェラートです。富士山の湧水を活かした地元素材を厳選利用。自然にもカラダにも優しい都留のスイーツです。道の駅つる内「ジェラートカフェ 炭香ふぁ〜む」でご提供させていただきます。
富士の水で作ったクラフトビール
気候が暖かく・暑くなってくると飲みたくなるクラフトビール。「道の駅つる」では、富士山由来のクリアな水を使用した、山梨県産のクラフトビールのお取り扱いもございます。
ホップの苦味が効いた、「ビール通」には堪らない味わいの商品から、小麦の麦芽原料の割合が高く口当たりの軽いビールまで、幅広くご用意しております。初夏や真夏の山梨の観光をお楽しみいただいたお土産にはぜひ「山梨県産クラフトビール」をお求めいただき、キリッと爽快な晩酌をいかがでしょうか!
シャインマスカットを使ったお菓子
近年、フルーツ王国山梨の中でも随一の人気を誇り、たびたび話題にもなるフルーツが「シャインマスカット」ですね。道の駅つるでも例年夏ごろから販売が開始されますが、シャインマスカットを使用したスイーツ商品は、すでにお取り扱いがございます!
「シャインマスカットタルト」は山梨県産シャインマスカットの果汁が練りこまれているため、シャインマスカットの味をお手頃な価格で楽しめるスイーツとなっております。高級感のあるパッケージの中には、引けを取らず高級な味わいのタルト生地と、それに包まれて焼かれたシャインマスカット味の生地が。人気が高く、入荷後に売り切れてしまうことも多々ある商品でございます!
「シャインマスカットもち」も、山梨県産のシャインマスカット果汁を使用したスイーツ商品です。実物のシャインマスカットを彷彿とさせる緑色の生地の中には、シャインマスカット果汁を練り込んだ餡と、チョコソースが包まれています。スイーツらしい甘い味わいの中に、シャインマスカットの爽やかな甘さも感じられます。こちらも、お土産として非常に人気の商品です。
谷村・城下町エリア
谷村町と呼ばれるこのエリアは、都留市の城下町としての歴史を感じられるエリアです。まずは駅から出発してみましょう。
富士急行線 谷村町駅(やむらまちえき)
レトロな駅舎の谷村町駅は、「大月駅」と「河口湖駅」を結ぶ富士急行線駅の一つです。
駅舎の中には、タクシー会社の事務所と定食屋が入っていて、地元の人の声が行き交います。周辺を歩いてみると、歴史あるお屋敷群や大樹、歴史や文化の記録を刻んだ石碑やお寺も多く、まちの隅々に歴史が残っていることを感じられます。
勝山城跡
趣のある街並みの理由はここから感じることができます。
都留北部に位置する「城山」には、かつて「勝山城」というお城があったのです。地元の人々の中では「お城山」と呼ばれ、親しまれています。現在も、曲輪・堀・石垣・土塁など多くの遺構が認められ、当時の立派なお城はどのような姿だったのか、想像が膨らみます。
「甲斐国志」によると、勝山城は、1594年に豊臣秀吉の臣下であった浅井長政の家老 浅井氏重によって築城されたとされています。しかし、近年の研究により、戦国時代の郡内領主であった小山田越中守信有が、中津森から谷村に館を移したときに要害城として築城に着手したと考えられるようになりました。
完成後、城の所有者は何度か変わり、最も長く所有していたのは、江戸時代の秋元氏(泰朝、富朝、喬知-喬朝の3代)で、この地域(谷村藩)を1633年から1704年まで治めました。
その後、谷村藩は幕府直轄領となり、勝山城は廃城となりました。
現在では、都留市の中心街を見渡せて、天気の良い日は富士山も望める気持ちのいい公園として地域の人に親しまれています。ハイキング気分を味わうにも丁度いい山で、かつての山城はあえて攻め込まれにくい立地に築かれたのだということがよくわかります。
写真のように、春には頂上付近を桜が彩ります。休日には、お子様連れのご家族やカメラマンも訪れる様子が見られ、桜ごしで遠くに望む富士山や都留市の街並みと桜のコラボレーションを楽しんでいる様子です。
写真の右手にある山が「お城山」。整然と並んだの街並みが、城下町であることを感じさせてくれます。
八朔祭屋台展示庫
都留の歴史を紹介する上で欠かせないのが「八朔祭」。毎年9月1日に生出(おいで)神社の秋の例祭として行われてきたお祭りで、地元では「おはっさく」と呼ばれています。豪華に飾られた屋台にお囃子の競演し、江戸の衣装に身を飾り、大名行列を再現します。
その「八朔祭」で実際に使われている屋台を展示してあるのが「八朔祭屋台展示庫」で、約5メートルある迫力満点の屋台を間近で見ることができます。4台ある屋台のうちの3台がこちらに展示されています。
夜にはライトアップもされ、その存在感が一際輝きます。提灯も灯され、お祭り気分に心踊ります。
八朔祭屋台展示庫
・都留市上谷2丁目1−15
・最寄駅:谷村町駅
ミュージアム都留
都留市の歴史が包括的に学べるのがミュージアム都留です。ミュージアム都留は、訪れる人に都留市の歴史や文化を紹介・伝承する目的で、1999年に設立されました。
都留市は、松尾芭蕉や葛飾北斎という、誰もが知る歴史上の偉人とも関わりがあります。その理由もミュージアム都留の展示から学ことができますし、他にも市内の様々な事柄について知ることができます。例えば、町を通る主な交通路を警護する上で勝山城が果たした役割、1603年の全国統一後の平和な時代に盛んになった絹取引、1683年に5か月間この町に滞在した、有名な俳人、松尾芭蕉(1644~1694)など。滞在中、芭蕉が詠んだたくさんの都留の句があります。
「ミュージアム都留」で一番目を引く展示品が、「八朔祭」で使う屋台の1台です。市の通りを手で引いていく木製の巨大な屋台で、都留市の誇りを象徴しています。屋台には飾幕がつけられるのですが、ひとつは葛飾北斎(1760~1849)が下絵を描いたものです。幕の大きさにも驚きますが、作り込まれた繊細な裁縫が華やかで、豪華なパワーを感じることができます。
また、このミュージアムの見どころには、地元出身の現代画家、増田誠の絵の常設企画展もあります。「飾らない日常生活」に思いを馳せることができる作品です。
その他にも、「将棋の駒」「日本刀」「根付」などマニアックな物品に焦点を当てた企画展もしばしば開催され、ディープな世界を知れると話題になります。
ミュージアム都留
・開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
・休館日:毎週月曜日、祝日の翌日(注意:月曜日が祝日の場合は開館し翌日の火曜日は休館)、年末年始(12月29日から1月3日)
夏狩・湧水エリア
富士山からの湧水が自慢の夏狩エリアは、滝が多く存在し、心洗われるスポットになっています。また、本当に綺麗な水でしか成り立たない名物もございます。
田原の滝
都留市の「名勝」として指定されている「田原の滝」は、富士山から流れ出した溶岩が作り出す地形により、清流桂川の豊かな水が複数の滝となって流れ落ちています。いつ訪れても新鮮にその迫力に圧倒されます。
また、かつては、谷村の地に滞在した松尾芭蕉が、富士の雪どけで増水した桂川の清流に、踊る魚とともに春の訪れを喜ぶ心情を句に詠んだ景勝地とされており、滝を正面に望む場所に句碑と句を詠む芭蕉の石像が建てられております。
ちょうど富士急行線が間近に通り、四季折々の景色とのコントラストが人気で鉄道写真愛好家のフォトスポットにもなっています。
名勝 田原の滝
・最寄駅:富士急行線 十日市場駅(徒歩5分)
・駐車場:あり(8台)
※マイクロバス以上の車両は転回できないため駐車不可
※観光バスでお越しの際はファミリーマート駐車場を利用可(事前に要連絡:0554-46-5350)
・トイレ:あり
太郎次郎滝
この2つの滝は、十日市場と夏狩の大湧水群の水の流れによって形成されており、10メートルの高さから柄杓流川へと流れ込んでいます。この2つの滝は、昔ここで亡くなった、太郎と次郎という2人の兄弟にちなんで名付けられました。言い伝えによると、2人は、生きていくために行った盗みが見つかってしまい、慌てて逃げた先で兄弟は崖から落ちてしまいました。太郎が落ちた場所は太郎滝、次郎が落ちた場所は次郎滝として知られるようになりました。
柄杓流川にも古い言い伝えがあります。ある時、神さまが富士山の麓にある河口湖に柄杓を落としました。柄杓の柄は湖の底に穴を開け、この川の源流がある三つ峠へと水が流れ出る水路を作りました。そこから、この川は太郎・次郎滝を通って、最終的には桂川と合流しています。
滝までの道のりにある下り坂からも、水が流れ落ちる様子が間近で見れるので、涼しげで、自然の雄大さも感じることができます。滴る湧水と山に囲まれ、つい長居してしまう落ち着きがあります。
太郎・次郎滝
・最寄駅:富士急行線 東桂駅(徒歩15分)
・所在地:上夏狩公民館向かいの細い路地を入って100mほど歩いたところ
・駐車場:都留市夏狩1800-1(10台駐車可)
<駐車場への行き方>
1.国道139号線の都留市東桂交差点(すき家前)を東桂駅側に曲がる。
2.線路下のトンネルと高速道路の高架下をくぐり抜け、分岐を左に曲がる。
菊地わさび園
夏狩の湧水は常に2万トンが流れ、絶えず水が入れ替わり温度も一定なため、その性質を活かしたこだわりのわさびを栽培することができます。
気さくな菊地さんが作る菊地わさび園で収獲されるわさびは、「わさび漬け」としての販売がメインで、道の駅つるでもお取り扱いがございます。
一番のこだわりは、富士の清流を利用し、無農薬で育ったわさびを無添加で「わさび漬け」にすることです。わさび漬けの原料となる酒粕から、味付けをする調味料の塩や砂糖まで、すべての材料にこだわり、試行錯誤を重ね、生み出されたのが、「無添加こだわりわさび漬け」です。わさび狩り体験もできるので、お気軽にお問い合わせください。
住所:都留市夏狩2790
電話:0554-43-9279(090-9677-4933)
営業時間:8:00~17:00
定休日:水曜日
お惣菜まんじゅう 藤江
こちらでは、十日市場・夏狩地域のお散歩のお供にぴったりなお惣菜まんじゅうがいただけます。
手作りで優しい味わいのおまんじゅうは手土産にもぴったり。季節によって変わる種類はどれを食べようか悩んでしまいます。母から受け継いだ、料理を周りの人に分け与える喜びを広めたいと始めたと語る優しいオーナーさんの作る心のこもった具材は、ほとんどが都留市産のものです。
住所:都留市夏狩1750
電話:080-5408-4180
テイクアウト:あり
デリバリー:なし
イートイン:可
長慶寺
まとめ
都心から近く、気軽にのびのびとした里山での時間が過ごせる都留市。あたたかい地元の人との交流や、趣深い「城下町の歴史」を感じる街並みで落ち着いた時間を過ごしにぜひいらしてみてください。
そして、お土産や旅の締めくくりの休憩は道の駅つるをご活用ください。
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この記事を書いた人
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